川崎市の耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、アレルギー科

治療について
治療について

花粉症・アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎とは、アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出る病気です。
特にスギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって症状を起こすものを花粉症といいます。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれていて、イネ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサなど春以外にも花粉は飛散しています。
目の症状、のどのかゆみ、皮膚のかゆみなどが現れることもあります。
一方(通年性)アレルギー性鼻炎は、ダニ・ハウスダストなど・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなどが原因となって1年中症状に悩まされる可能性があります。

写真:くしゃみしている女性

検査

鼻炎の症状がアレルギー性かどうか調べます。
問診、鼻鏡検査、鼻汁好酸球検査、アレルギーの血液検査などがあります。
当院では指先からの簡単な採血で20分で結果がわかるアレルギー検査を導入しております。
大人はもちろん、小さなお子様にもお勧めです。お気軽にご相談ください。

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治療

  • アレルゲンの除去と回避
    治療・予防で最も大切なことはアレルゲンをなるべく吸い込まないことです。
    そのためにアレルギー検査をして自分が何にアレルギーがあるかを知っておくことが大事になってきます。
  • 内服薬
    くしゃみ・鼻汁、かゆみに効果がある薬、鼻閉に効果がある薬などを組み合わせて治療します。
    眠気の少ない薬もあり、個々に相談して決めていきます。
  • 点鼻薬(鼻スプレー)
    効果が強く、副作用が少ないため、症状や鼻づまりが強い人には、内服薬に加えて点鼻薬を併用します。
    もちろん点鼻薬のみで治療することもあります。

初期療法とは

花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。
しかし、軽いうちに薬を使いはじめると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができます。
これを『初期療法』といいます。
特に、毎年の症状がつらい方で、楽にシーズンを乗りきりたいと考えている方におすすめです。
初期療法は花粉飛散予測日または症状が少しでも現れた時点で治療を開始します。

レーザー治療について

内服や点鼻で効果が乏しい、妊娠希望や授乳中などで内服をあまりしたくない方など、希望される方にはレーザー治療を行っております。

当院では、CO2(炭酸ガス)レーザーを使った手術を行います。
炭酸ガスは水分に吸収される性質があるので、鼻の粘膜の浅い層のみを凝固し、内部組織にダメージを与えません。そのため痛みや出血を最小限に抑えることができます。

レーザー治療 診察の流れ

問診・検査

アレルギーの原因を調べ、症状が出る時期(通年性・季節性)をお聞きします。
レーザー治療の適応となるか詳細な診察を行います。レーザー治療は予約制になります。

局所麻酔

麻酔の薬を含ませたガーゼを鼻の中に入れます。
15~20分ほど留置することで粘膜表面の麻酔を行います。

レーザー治療

レーザー照射します。両鼻15分程度で終了します。
術中の出血や痛みはほとんどありません。また術後はすぐに帰宅できます。
入浴は可能ですが、シャワー程度で済ませるのが無難です。
術後一時的に鼻づまりや鼻水が悪化する事があり、1~2週間続くことがあります。

術後の診察

治療後は1週間程度で再診していただきます。
鼻の中にできたかさぶたを除去し、色のついた鼻水がつくことがあるので、鼻の中の清掃をします。

舌下免疫療法について

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。
免疫療法とは、内服治療などの対症療法とは異なり、アレルギーを根治できる可能性のある治療法です。また喘息の発症を予防したり、その他のアレルギー疾患の予防にも効果が期待できると言われています。
以前は、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われてきましたが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。

舌下免疫療法の対象

「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と血液検査で確定診断された患者さんが治療を受けることができます。

しっかり薬を続けることができれば5歳から治療することが可能です。尚、65歳以上の方は効果が少し弱いと言われていますのでよく相談の上治療にあたります。

注意点
  • 初回の治療はクリニック内で治療薬を投与し、30分ほど様子をみます。問題が無ければ2回目以降はご自宅での治療となります。
  • 治療開始1週間後に受診していただき副作用なく安全に治療できているか確認できたら投与量を増量します。再度1週間後に受診していただき、問題なければ月1回(4週毎)の通院となります。
  • 効果を得るためには長期間(最低でも2~3年)、毎日服用が必要です。
  • 効果のある方は、4~5年継続することで効果が長く継続すると言われています。
  • 全ての人に効果があるわけではありません。
    完治20%/有効(症状の緩和、薬を減らせた)60%/無効20%
  • スギの舌下免疫療法はスギ花粉飛散時期には治療開始できません。
    6月~12月に治療開始しています。
    ※ダニアレルギーの場合はいつでも開始できます。
  • スギとダニの舌下免疫療法を同時に開始することはできません。時期をずらして並行して治療することは可能です。
  • 主な副作用は下記のとおりです。
    口内炎や舌の下の腫れ、口の中の腫れ、かゆみ、不快感など
    唇の腫れ、のどのかゆみ、刺激感、不快感、耳のかゆみ、頭痛など
  • 最も重篤な副作用はアナフィラキシーショックです。注意は必要ですが報告はほとんどありません。
適応外の方
  • 妊娠されている方、および、近いうちに妊娠希望の方
  • 重症の喘息を合併している方
  • 重い心臓の病気を合併している方
  • 癌の治療をしている方
  • 免疫不全などの病気の方、治療で免疫抑制剤を使用している方
  • 3環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬を内服中の方
  • 高血圧でベータブロッカーという薬を服用している方(他の薬に変更する必要があります)

補聴器外来

難聴が、認知症やうつ病の一因となることが分かってきました。補聴器をつけるなどして難聴に正しく対処し、適切な「聞こえ」を維持して脳を活性化し、さらに家族や友人とのコミュニケーションを楽しんでいれば、認知症を予防したり、発症を遅らせる可能性が高いと言われています。

写真:診察している男性

補聴器外来 診察の流れ

耳の診察、聴力検査

耳の診察、聴力検査をして耳の病気がないかを調べます。治療により治る病気もあります。

補聴器選び

難聴の程度、使い勝手や見た目、金額などのニーズから適切なものを選びます。

補聴器の調整

同じ程度の難聴であっても生活環境によって必要な音の質、大きさなどが違います。
個々に合わせたフィッティングを行います。

貸し出し

日常生活で視聴していただきます。何回か調節のために来院していただきます。

処方

効果が十分に認められれば補聴器を処方します。購⼊時には助成⾦等の制度のご案内もさせていただきます。購入後のアフターケアも行っていきます。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS : Sleep Apnea Syndrome )とは

寝ているときに何度も無呼吸や低呼吸を繰り返し、さまざまな合併症を引き起こす病気です。よくいびきをかく、夜中に何度も目が覚める、日中眠気があったり、居眠り運転をよく起こしそうになるなどの症状があり、日本人の2~3%が潜在患者と推定されています。 SASを発症している人は高血圧のリスクは2倍、冠動脈疾患のリスクは3倍、脳血管障害及び心筋梗塞のリスクは4倍といわれています。

写真:寝苦しい女性

検査

視診やファイバースコープで鼻やのどがせまくないか確認します。
自宅で実施できる検査機器を使って、呼吸やいびきの状況を調べ、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価する事ができます。
この簡易検査で評価が難しい場合には精密検査を行います。精密検査は入院での検査となりますので提携医療機関を紹介させていただきます。

治療

CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)、口腔内装置(マウスピース)、手術という治療方法があります。当院ではCPAP療法を行っております。

めまい外来

どんなときに(何をしたときに、何もしてなくても…)
どんなめまいが(ぐるぐる?ふわふわ?くらくら?…)
どのくらいの時間続いたか?(数秒、数分、数時間、数日)
めまい以外の症状は?(難聴、耳鳴、麻痺・しびれ、物が二重に見える、ろれつが回らない…)

…など、問診が重要です。

聴力検査、赤外線CCDカメラ(目の動きを見る検査)、重心動揺計(バランスを見る検査)など行い総合的に診断していきます。

写真:めまいを感じる女性

禁煙外来

禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。病院のサポートを受けながら、禁煙に挑戦してみませんか?禁煙のアドバイスやニコチンの離脱症状を和らげる禁煙補助薬を使いながら禁煙成功率をアップさせていきます。標準的な禁煙治療のスケジュールは、12週間にわたり合計5回の診察を行います。

下記の「禁煙治療を受けるための要件」の4項目を満たせば、健康保険などで禁煙治療を受けることができます。なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができますので、まずは受診の前にご自身でチェックしてみることをお勧めいたします。

禁煙治療を受けるための要件

  1. ニコチン依存症の判定テスト(TDS)が5点以上
  2. 35歳以上の方については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上であること
    (例:1日20本吸う、10年間喫煙歴がある→20×10=200)
  3. すぐに禁煙を始めたいと思っている
  4. 医師から受けた禁煙治療の説明に納得され、文書で同意している
    (→問診票などに、日付や自分の氏名を書きます)
写真:禁煙マーク

ニコチン依存性を判定するテスト(TDS)

5点以上は「ニコチン依存症」です。

項目 内容
Q1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
Q3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
Q4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
Q5 Q4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
Q7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q8 タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
合計

(注):禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現したりしている状態。

(禁煙治療のための標準手順書第7版より引用)

過去に禁煙治療を受けたことのある方へ

前回の治療の初回診療日から1年経過していることが、保険診療の条件です。
過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。なお、最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。
過去に禁煙治療を行い再び喫煙をしてしまった方の、禁煙再挑戦もお待ちしております。

Bスポット療法
(EAT:上咽頭擦過療法)

慢性上咽頭炎という病気があります。
上咽頭は鼻の奥、のどの一番上にあり炎症が起こるとまずのどの痛みや鼻の奥の痛みとして自覚しますが、やがて痛みが治まり長引く鼻づまり、後鼻漏、のどの違和感といった症状がのこる慢性炎症となります。
それに対し、塩化亜鉛液を上咽頭に擦りつける治療法〈Bスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)〉が行われます。
この処置を行うと最初は血がにじんだり痛みも強く表れますが、炎症が改善していくにつれ痛みや出血は軽くなっていきます。
また、炎症が強い方ほど処置の時の痛みが強く、改善が見込まれる方ともいえます。
当院でも実施しておりますので、ご相談ください。

写真:のどをおさえる女性